日々のコトトカニ

「日々のコトトカ」の二(に)

「日々のコトトカ」の二(に)

『人生は小説よりも奇なり』を観てきました

正直、いつくらいぶりに映画だろう…と記憶を遡るけれどいまいち思い当たらず。
ブログで書いたものが最終だったということはないのだけは記憶しているが、観たことを忘れないでおこうと思う作品だったのは久しぶりなのかもしれない。

初めて作品のことを知ったのが年明けくらいだったのに、観に行ったのは公開最終日。
それでもちゃんとスクリーンで観てよかったなと今でも思っています。

物語は39年連れ添ったゲイカップルが同性婚をすることから始まります。
いや正しくはふたりがよりそって眠っている姿から。
ざっくりとは同性婚の物語というくらいの認識だったので、初手からいちゃついているなあと思っていたら…最終的にはその姿が本当にいとおしい光景だったのだとしみじみ感じている。二度目を観るのはちょっと切ないかなあという物語。

最初からカメラに主役のふたり以外でちらちらとうつる少年が、最終的には物語をひっぱっている印象。
「時間」というものを丁寧に描いている作品だなと思いました。

物語の大筋にふれることを避けたら、何だかふんわりした感想しか書き残せない感じに。
年を重ねた彼らが声を荒げることもほぼなく、かわりに静かに泣く姿が本当に切ない。

あと、自分(たち)にとって大切な「他人」が、常に自分(たち)に優しくはあれないというどこにでも起こる感情の渦が、今自分の身近にあることにも繋がるところもあって、「他人」と過ごすことは難しいと改めて思ったりもしながら観ていました。
つらいけれど、いつかまたあの静かな物語を観たいと思っている。