日々のコトトカニ

「日々のコトトカ」の二(に)

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『リトル・フォレスト 冬・春』を観てきました

「今年(こそ)は、毎月一本以上の映画を観る」と思っていた昨年末。
その願いはあっさりと散ったわけですが、観たい映画は毎月それなりにはあるわけでして、ようやく観に行ってきました。

『リトル・フォレスト』は「夏・秋」編の時に、いつか観よう、いつか!ってしているうちに関西での上映が終わってしまい肩を落としていたところに、関東へ旅をした際に上映館がまだあって滑りこみで観ておりました。
あの時は久しぶりにシネコンじゃない座席がフラットな昔ながらの映画館で、首を上げて観たことがやたら記憶に残っていました。慣れって怖い。

映画自体は音楽を担当された宮内優里さんの情報経由で知ったのですが、後になってまったく別ルートで「この漫画気になるからいつか読んでみよう」って思ってそのままになっていた作品(原作)であったことを知り、偶然って面白いなあと思ったりもしていました。

そんなこんなで、今回こそは関西上映中に観るぞ!と……思ったはずの公開日から、随分また日が経っているわけで。
しかもそうこうしているうちに、一日の上映回数がどんどん減っていく。これはいかん!早くどこかで…と思っているところに映画の日が日曜にぴしゃ!ときてくれたので、朝9時着で行ってまいりました。

映画『リトル・フォレスト』は、四季(夏・秋・冬・春)に分かれた物語で、二編をまとめて上映するという形式の物語です。(原作はまだ未読なのでどんな感じなのかわからないのですが…)
料理と主人公・いち子のモノローグ、風景と映像、そして音楽。どれもが絶妙な作品だと、全編通して改めて感じた作品でもあります。

まずは何より私が音楽担当の宮内さんが作られる音が大好きなので、冬編の始まりに流れた音楽を聴いただけで何故か涙腺が緩んでいたという現実。はやい、はやいよ!?まだ物語ちゃんと始まってもいない!!
そうはいっても今回の物語は、主人公や周囲の人間が抱える人間が持っていて当たり前の『苛立ち』が随所に出てきて、ちょっと重い…と戸惑いを感じる時もありました。プールにいたつもりが海に流されたみたいな感覚。(わかりづらいか)
例えば心の中で罵詈雑言を唱えながら動いているシーンに、ああそういう時はある…って心が痛くなっていたりしました。主人公はもっと飄々とした子だと思っていたので。
(この辺りが原作未読の痛いところかもしれない)

料理はeatripが担当ということで、いやもう、美味しそうだった!
eatripさんは映画と、あと映画に関連した料理ありイベントに一度参加したことがあるくらいなのですが、目にも楽しい料理は相変わらずでした。『リトル・フォレスト』に出てきた料理はどれも食べたくなる料理です。

料理があり、料理の材料があり、材料を育てる場所があり、そこで暮らす人々がいる。
プロモーションビデオで「都会から田舎に逃げてきた」といったようなナレーションがあったのが印象的で、私のように「田舎から都会へ逃げてきた」人間にとっては田舎へ「逃げる」という意味について考えてもしまう今回の冬・春編。
正直、まだその答えはうすらぼんやりといった感じで、結局一日過ぎてこの記事を書いています。最後のシーンのいち子(主人公)を思い出しながら、もう少し考えてみたいと思っています。

そうそう。ブログはまた少し期間が開いてしまいましたが、2月は「毎日更新するぞ!」と前のめって転んだ感じでしたので、まったりといきたいと思っております。