日々のコトトカニ

「日々のコトトカ」の二(に)

「日々のコトトカ」の二(に)

朝によむ「うた」

夜中にうとうとしつつもしっかりと眠れないまま朝を迎えた本日。
コップ一杯の水を口にしてもどうにも頭がぼうっとしているところに、軽めの読書をプラスしたら何だかすっきりして朝出勤することができました。月初にぼうっとしたままは…厳しいよねと。
(それでもベストにもっていけてない点ではマイナスでしょうか)

そんなわけでちょっと鼻息あらめでおすすめの本の話。
朝日文庫『くらしのうた』です。文庫本見開き(2ページ)で、五人の女性の季節ごとのエッセイです。元は新聞連載で1984~1987年とのことですが、なんのなんの。もう言葉づかいにほう…っとしますよ。え?鼻息の音じゃない?さすがにフンガー!とは…言ってはならん気がしますので。ええ。
敬愛する篠田桃紅さんが名を連ねていることがきっかけで購入した一冊なんですが、ちょっとずつ読んでいます。集中力がいまいちないほうなので、読みたいところをぽつぽつと読んでいる感じ。すべて読み終える日がくるのかしらって感じですが、読み終わらない本(読んだことを忘れているだけ?)というのもまた楽しい。

どうしたって桃紅さんの文章を先に読んでしまうのですが、今日は「打ち水」と「白」を。
どちらももう朝から脳が幸せになる言葉づかいがちりばめられていて、たまらんのです。例えば。「一たん柄杓にくんだ水は、もうわが手のうちのもので、」とか「月の明らかな夜ごろともなれば、それは極め付きの白秋である。」とか。

寝つきのよろしくない朝はちょっとばかし気が重くもなるけれど、文章がすっと頭に入ってくるような時間を得るのもたまにはいいかもしれない。
まぁほんとうのほんとうは、しっかり眠って、すっきりの朝のなかで堪能するのが幸せなのかもしれない。