日々のコトトカニ

「日々のコトトカ」の二(に)

「日々のコトトカ」の二(に)

おススメのすすめ

「今話題の」という宣伝文句にひかれて手に取った本がいくつかある。
結果として「うーん、何となく面白いけれど、がっつりと何かって…うううん」と首を捻ることが多い。自分の嗜好が極端にマイナーというわけでもないし、確固たる主義を持ち合わせているわけでもない。そして自分の好きなものを他者へすすめることも、最近ではめっきりなくなった。

そんな自分でも学生時代には「好きなもの」に関してのアピールと、おススメを積極的にしていたなあということを思い出す。
一時期は「○○といえば」と周囲に言われるほどだったあの私の情熱はどこへいってしまったのか…。

思うにやはり世界は狭い世界であって、「肯定するもの」と「肯定も否定もしない(無関心)もの」だけの世界だったのしれない。
やがて「否定するもの」の世界に中にきて、主張し、否定されることに疲れた結果として主張をやめたというのをぼんやり、発熱しながら考えていた。(寝なさいよ)

しかしである。内でふつふつと愛情(という表現が適しているかはさておき)を温めるだけでは、正当な評価には至らないのだろうなあとも気づいていて、ではこれが好き!と、手にして主張したい本が……今はないのだと気づいた。
そうっとひかえめに、好きと伝えたい本はたくさんあるのに。
いざという時のおススメを、持ちたいなあ。